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「“時流ビジネス”ד個性のある専門店”で業績アップ」 オートビジネス経営研究会  軽月々払い専門店会 主宰 菊池 正寛
2018.07.03

著者(発行責任者):

執筆者:菊池 正寛

私が担当している自動車業界は、電動化や自動運転、コネクテッドカー、カーシェアリングといった新たな事業分野が台頭し、100年に一度の変革期を迎えているといわれています。2018年3月期で過去最高益を達成したトヨタ自動車であっても、自動車業界の競争激化に対して「生死を懸けた闘い」と危機感を表したほどです。

時代とともに変化するニーズ

一般ユーザーの価値観として、クルマを所有したいというニーズから、必要な期間だけクルマを利用したいというニーズに移行してきています。そのため、レンタカーやカーシェアはもちろんですが、定額制の利用サービス(サブスクリプション方式)も増えてきました。

自動車買取り・販売大手のガリバー(新社名はIDOM)は、定額制でクルマの乗り換えができるサービス「NOREL(ノレル)」を全国に拡大し、同様にサブスクリプションモデルを展開するスタートアップ企業も台頭してきています。

ローカルエリアで経営する自動車販売店は、このような環境下では今までのように右肩上がりで販売台数を伸ばしていくということが簡単ではない時代に突入しています。

新車リースでコーヒーとスイーツが毎月無料!?

熊本県にある自動車販売店は、ここ2年間で年商1.7億円から8億円と470%の成長をしています。時流ビジネスである新車リース専門店に参入したことが大きな要因です。税金やメンテナンス、保険料などの諸費用がすべて込みの定額料金であることが支持されています。

しかし、同社の業績が伸びる要因は、それだけではありません。それは、カフェを併設することで付加価値をつけていることです。同社で自動車を購入したお客様は、店舗に併設するカフェでコーヒー6杯、スイーツ2個が毎月無料で利用できる特典を用意しています。

商品自体に差がない「新車」を扱っているお店ですが、この店で購入するメリットを用意したことで、販売台数を飛躍的に伸ばしているのです。

時流ビジネスの専門店に取り組むことは重要ですが、さらに独自性のある付加価値をつけ、個性のある専門店に進化することが求められています。