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モデル企業ルポ(グレートカンパニーレポート)

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社労士/行政書士/人材派遣




SATOグループ
グループ代表 佐藤良雄氏


行政書士事務所からスタートし、社労士事務所や上場企業2社を含め、9つの法人、企業を有し、従業員数1,062名を抱えるSATOグループの代表である佐藤良雄氏。世界的な大企業の日本法人における給与計算や労務関連のアウトソースを一括して請け負える体制を築き、社労士法人としては圧倒的な業界NO.1の規模の事務所である。士業(弁護士や会計士、社労士などの資格者が業務を独占する業界)の中でも唯一無二ともいうべき存在になった同グループのビジネスモデルの進化を追った。


「経営の能力をある程度持っている経営者ならば、私と同じようにしてきたと思う」SATOグループの佐藤良雄代表は現在の同グループのビジネスモデルを、「経営の原則に従って行動してきた結果」と話す。

SATOグループは行政書士事務所からスタートする。佐藤代表は大学時代に司法書士事務所でアルバイトを行い、卒業と同時に行政書士事務所を開業した。松下幸之助氏の著書で経営を学び、その教えに則った経営を開業時から行ったという。

当時の士業界では顧客が事務所に来訪してくるのが当たり前だった。しかしそれは事務所の都合であり顧客の要望ではないと考えた佐藤代表は当時としては革新的であった訪問型でのサービス提供を行った。

他にもフットワークの軽さ、相談のしやすさ、新しい知識を取り入れ情報提供するなど「若さを武器にすること」で勝負したのだ。すると評判を呼び、顧客はもちろん銀行からの紹介など案件が次々と舞い込んだ。
 
   
                                                                           

北海道で一番が最初の目標


多くの事務所は依頼案件が手に負えなくなるほど増えれば満足してしまうが、佐藤代表は満足しなかった。北海道で一番の行政書士事務所に5年でなると開業時に目標を立てていたからだ。

佐藤代表には信念がある。「『士業事務所の規模は小さいままで良いサービスを高単価で提供する』というサービスを望んでいるのは少数で、多くの顧客が望んでいるのは良いサービスを早く、安価に提供すること」。

自由競争の業界では、当たり前のことでも、資格者が業務独占し、数々の規制がある業界においては普通のことではなかった。佐藤代表はそんな業界の風土に挑戦しているのだ。

目標どおり20代にして北海道で一番の規模の行政書士の事務所に成長した後も、行政書士と同時に展開していた労働保険事務組合や社労士の業務も社員を増やし、拡大していった。

規模を大きくすることの効果は、「様々な顧客と知り合え、多くのニーズを知ることができること」だと佐藤代表は話す。それらの情報を足がかりに顧客のニーズに応え続ける形でグループを大きくさせていった。




(写真)グループ最大の社員数が在籍するSATO社会保険労務士法人のオフィス


経営業に徹する


今のビジネスモデルに至る一番の転機は、人材紹介・派遣会社のキャリアバンク社を設立した35歳の頃だという。

キャリアバンク社は、社労士などの業務を通じて、企業が自社で給与や労務関連の業務処理を行う人材を欲していることに気づき、立ち上げたビジネスだ。

これまでの社労士業務を請け負う以上の大きなビジネスチャンスが広がっていた。このキャリアバンクの設立により佐藤代表は経営業に専念することになる。

これまでも新規案件の営業など佐藤代表にしかできないことに徹し、他の実務は部下を育て任せることで成長してきた。それでも「資格を持った専門家としての役割から離れ、完全に経営者に徹する、その決断が今までで一番悩み苦労し難しかった」と話す。

迷いがあったというが、この時に経営者に徹すると決めたことが後のSATOグループの発展に大きくつながった。



(写真左・中央)キャリアバンク株式会社のオフィス  (写真右)プロサッカーチーム コンサドーレ札幌とチームスポンサー契約 

ライバルは国外にいる


佐藤代表の考えはシンプルかつ合理的であり、一貫している。規模の追求を是として経営をしているので独立を指向する人材は優秀でも雇わない。

また通常のビジネスのようにリスクとリターンを試算し、資金を集めて先行投資を行い、目の前の小さな利益でなく将来の大きな利益を見込む。例えば世界的な外食チェーンから労務関連の仕事をアウトソーシングで請け負うために、社内のシステムなどに先行投資した時も2年近く赤字が続いた。

しかしこの投資のおかげで大手からの仕事が一気に増え成長につながったという。世界的大企業から仕事を受注する現在も佐藤代表には過信や油断はない。本当の勝負は海外企業との競争と規制緩和だと以前から意識しているからだ。

「給与計算はもちろん人事や労務関連の仕事もいずれグローバルな競争に巻き込まれる」と覚悟している。自分たちよりも大きい海外の競合企業を意識しながら準備しているのだ。

SATOグループが今も全力で走り続けながら、そのビジネスモデルを常に進化させている理由はそこにある。

      

 



SATOグループ
       
  • SATOグループ
  • ■創業:1977年(SATO行政書士法人)
  • ■代表者:佐藤良雄(さとうよしお)
  • 所在地:北海道札幌市東区北6条2-3-1
    (SATO行政書士法人、SATO社労士法人等)
  • ■電話:011-742-8222(SATO行政書士法人)
  • 業務内容:行政書士、社会保険労務士、人材サービス、給与計算アウトソーシング
  • 企業HP:http://www.sato-group.com/
     

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