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対談集

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介護サービス


社会福祉法人伸こう福祉会 理事長 足立聖子氏・専務理事 片山ます江氏

対談者:船井総合研究所 上席コンサルタント 石黒哲明


利用者、スタッフ、関係会社によるミュージカル

石黒:伸こう福祉会さんは、いろんなチャレンジをされていますよね。2012年に開催されたミュージカルは、200人の出演者が2,000人規模の会場で2公演行いました。プロフェショナルなレベルでありながらチケットは2,000円で販売。このミュージカル開催のキッカケは何だったのでしょうか?

ます江さん:福祉だからとかではなく、みんな楽しいことが大好きなんです。ですから何か一緒にできないかなと考えていました。3~4年前から「ミュージカルをやりたいね」と言っていたんですが、誰も相手にしてくれなくて(笑)しかし実際に形となり、船井総研さんに飛び込んだんです。船井さんに「ここをこうしたい」と言うと、「無理です」「だめです」という返事はないんですよね。いつも目いっぱいカバーしてもらっています。
今回のミュージカルはいい結果が出たんですが、その土台づくりは石黒さんがいろんな人脈を探ってくださるなど、本当に船井さんのおかげだと思います。社会福祉法人でありながらこういう大それたことができたのは、やはり周りからの応援があってこそ。結果はひとつの表れで、私は何かやったことがないことに挑戦したいという、それだけの気持ちでスタートしたんです。それが思いがけずいい結果につなかり、本当に感謝しています。

石黒:200名の演者の方は、どういった方々なんですか?

聖子さん:スタッフが一番多くて、あとはお年寄りや保育園に通われているお子さんなどの利用者。また、委託先の方や業者さん、そして地域の方々ですね。

石黒:お年寄りが、認知症の方の役を演じていましたね。

聖子さん:はい。そうでした。

石黒:どういったストーリーなんですか?

聖子さん:老人ホームが舞台で、実は「サウンド・オブ・ミュージック」をベースにストーリーを作りました。施設に入所された元音楽教師のお年寄りが、音楽を通じてスタッフたちに「もっと楽しく介護しましょう」「もっと一人ひとりの人生を見て介護につなげていきましょう」とうメッセージを教えてくれるんです。そしてギスギスしていた施設の中が、その方のおかげで歌と踊りに溢れた楽しい施設になるという。やはり、福祉施設の現状を地域の方に知ってもらいたいという思いがあったので。

石黒:練習開始から、約半年間くらいのプロジェクトですよね。最初は大変だったのでは?

聖子さん:そうですね。スタッフみんなの気持ちを向けるのに、ちょっと時間がかかりました。

石黒:施設が40程に分かれているので、全員が一同に練習することは基本できませんよね。現場もありますし、24時間の施設ですし。しかし、だからこそ何週間かの合わせ稽古を終えた後は、すごい一体感でした。
私は大きな組織もいろいろ見ていますが、伸こう福祉会さんは今、1,000人に手が届きそうなところまで来ています。それだけの人数の気持ちがまとまることは、かなり大変ではないでしょうか。そういう意味で、こういうきっかけは組織論的にも凄いことだと思います。伸こう福祉会さんが仲間と一緒に、これまで経験したことのない難しいことにチャレンジする。その過程はしんどいと思いますが、終わった後は皆さん達成感を得たのではないでしょうか。表情が本当に明るくなりましたし。でも、まさか介護の仕事で、歌って踊るとはね(笑)将来は、ミュージカルがしたいから伸こう福祉会に来たという人も現れるかもしれませんね。


(写真左)ミュージカルの練習風景。本格的なミュージカルに6ヵ月の練習で臨んだ 
(写真中央)さぁ、これから舞台へ
(写真右)福祉施設を舞台にしたミュージカル「BEAUTIFUL LIFE」は完全オリジナルストーリーで上演


2013年度国際サミット

石黒:2013年度に国際サミットが行われました。世界中8カ国から介護医療に従事する方々を招待。日本側でも各国の方へ的確に話せるインタビュアーにご参加いただきましたが、この国際サミットはどんな発想から生まれたのですか?

ます江さん:日本の介護だけでなく、常に世界の事情を知りたいと思っています。また、私たちのもとには海外からたくさんのスタッフが訪れ、13カ国ほどの方が活躍してくれています。私はカトリック教会に所属しているのですが、その延長でどんな国の方のお手伝いも無条件に入ってきます。また、聖子さんや理事長も福祉業界というより国際的な目で福祉の勉強をしてきており、次の時代にはやはり自国のことをお互いに教え合いながら、よりよいものを作っていきたいということでプランしました。すると国内の素晴らしい先生方も快く応援してくださり、国際サミットが実現したんです。私どもはもともと、スタート時から国際的な面をとても強く持っている法人であるという背景がありましたから、そのカラーはしっかり打ち出していきたいと思っています。明るく楽しく、働く人も幸せでとても国際的であると。そういう部分は今後も追求していきたいので、それがひとつの形になったということなんです。

石黒:聖子さんは、もともと海外の学校で学ばれていたんですよね。また、海外からいろんなスピーカーがいらっしゃる講演会など、以前から開かれていましたよね。

聖子さん:はい、中学校から大学を卒業するまで。最終的にはアメリカの大学で聾人学(ろうにんがく)を学びました。ですから外国の方、あるいは福祉などに触れる機会は多かったと思います。


(写真)8ヶ国から講師を招いた国際福祉サミット2013の様子。700名を超える方が来場した

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