コンサルタントの生き方

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中山 裕介(ナカヤマ ユウスケ)

日本で最も厳しい会社を選んだ

理学部出身の私は、経営コンサルタントという職種自体を知りませんでした。私の学科では半数以上の人間が大学院に進学し、残りは大手企業のSE(システムエンジニア)や保険会社、銀行へと就職するのが一般的でした。私もまわりと同じような就職活動を行っており、内定も複数社いただき、ある大手企業に就職する予定だったのです。ある時、友人に喫茶店でふいに次のような質問をしたのです。「日本で最も厳しい会社はどこだろう?」

この質問に対し、友人は3社の企業名を挙げました。その中の1社が、船井総研だったのです。経営コンサルタントという職種、船井総研という会社を知ったのはこの時でした。その後、船井総研の就職試験を受験し、無事に内定をいただくことができました。しかし、この時点では全く船井総研に就職する気はありませんでした。 私の転機となったのは、船井総研の内定者交流会でした。多くの内定者交流会に参加しましたが、これほど統一感の無い内定者は船井総研だけでした。経歴から性格まで、本当にバラバラなのです。『この会社で活躍できる自信が無い』と漠然とした不安を抱えながら自宅へ帰ったことを今でも覚えています。 『この会社で活躍できる自信が無い』という感情により、私は船井総研を選びました。自信が無いということは、『それを乗り越えた時に、人間的に大きく成長できるのではないか?』と考えたのです。

及ぼす影響力の大きさが、最大の魅力かつ最大の怖さ

中山 裕介

これまで最も記憶に残っている仕事は、『栃木県にあるガソリンスタンドの活性化』です。入社2年目に仕事を受注し、その後2年程お付き合いしました。自分自身で仕事を受注した3社目の企業になりますが、始めの2社に対しては、私の実力不足からあまりお役に立つことができなかったのです。ですから、「この企業には、何としてでもお役に立ちたい」という感情を抱きながらのお付き合いが始まりました。

ガソリンスタンドはライフサイクルの安定期に位置し、構造的不況産業と言われている業界です。ガソリンを販売していても収益が上がらないため、“洗車”という商品に注目したのです。洗い放題の洗車会員制度を構築するにあたり、競合店の調査・分析を行い、品質と価格を設定しました。看板、折込チラシ、手配りチラシ、ポスティングチラシ、POPは、全て私がラフを書きました。接客トークも決め、徹底的な入会促進を行ったところ、大幅な会員獲得に成功したのです。洗車会員制度によって、洗車売上前年対比600%、ガソリン販売量前年対比130%を達成できました。

コンサルティング終了の日、このクライアントの課長が次のように仰いました。「本当にありがとうございました。これで、私も安心できます。」始めはぶつかっていた課長からのこの言葉に、涙が出そうになりながらホテルに向かったことを覚えています。このように、経営コンサルタントの魅力は、『及ぼす影響力』と言えるでしょう。基本的にアドバイスする相手は、経営者・経営幹部であり、そのクライアントの今後を大きく左右する判断を求められます。コンサルタントの一言がそのクライアントの明暗を分け、神様にも悪魔にもなり得るのです。この責任の重さこそが、最大の魅力です。

また、日本全国を飛び回り、経営者・経営幹部と重要な判断をしていく中で、自分自身の視野が広がっていくのを感じることができます。逆に、その『責任の大きさを重圧と感じた時』に、経営コンサルタントの仕事は厳しいものになります。経営者・経営幹部の先には社員がおり、その先にはそれぞれの家族がいます。経営コンサルタントの一言によって、そういった方々まで大きく人生が左右されることになるのです。私自身もその重圧に耐えられなくなったことが何度もありますが、そこから逃げ出さず、向き合い、努力して乗り越えてきました。こういった経験全てが、今の私を形作っています。

いずれにせよ、これほど責任が重く、結果として短期間で人間的な成長を遂げることができる仕事は他に無いでしょう。 ちなみに、私は将来的に、「コンサルティング成功率100%」を実現できるようになり、顧客から『あの人に頼めば大丈夫』という安心感を持って個人指名される経営コンサルタントになることが目標です。また、結果として個人のブランドで1,000人以上のセミナー受講者が集められる人間になりたいと思っています。自分自身が起業するための準備として、経営コンサルタントという職種を選ぶ人間も多くいますが、そのような中途半端な決意で活躍できるほど甘い仕事ではありません。そのため、私は経営コンサルタントとして支持されることに今は集中しています。現在の目標を達成した時には、また違った世界が広がっていることでしょう。

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他人の喜びを本気で喜べること。謙虚に、愚直に、結果を出すこと

中山 裕介

経営コンサルタントとして必要な資質は、『他人の喜びを自分自身も本気で喜べる性格』だと言えます。全てを他人事で考える人間に、経営コンサルタントは向きませんし、経営コンサルタントになる資格もありません。
経営コンサルタントは黒子であり、社会的に輝くのはクライアントです。クライアントが輝くために努力し、喜びを共有し、結果として経営コンサルタントも賞賛を浴びるのです。『他人の喜びを自分自身も本気で喜べる性格』を持ち、この順序を間違えなければ、経営コンサルタントとして活躍できるでしょう。

また、自分自身が大切にしていることは『謙虚な姿勢』です。経営コンサルタントは先生職であり、若いうちから先生と呼ばれる機会が多くあります。その言葉を受け、自身の力を過信していては有能な経営コンサルタントにはなれません。資格が必要なく、明確な定義もない経営コンサルタントという職種は、結果が全てなのです。 そのため、「どのような経営コンサルタントになるのか」は、「どのような会社に就職するのか」で決まる部分が大きい業界です。

船井総研の最大の特徴は、「何でもできる」部分にあると言えるでしょう。自由な社風の中で、各々が夢を叶えようと必死になっているのが船井総研なのです。しかし、自由というのは責任が伴います。自分自身の責任を果たしているからこそ、自由を手に入れることができるのです。自由を手に入れるために、『意地でも結果を出すといった覚悟で仕事に臨める人間』には船井総研というフィールドは向いています。重要なのは結果であり、そのための手段ではないのです。

逆に、『結果ではなく、手段に固執してしまう人間』には、船井総研というフィールドは向いていません。自分自身が素敵な服装で仕事をすること、知的に講演すること、洗練された報告書を作成すること等は手段であり、結果ではないのです。クライアントの問題解決に直結していなければ、何の意味も無いのです。相手は百戦錬磨の中小企業経営者であり、結果を出すために命を懸けている人間です。そのような相手に対し、自分本位な発想で臨み、信頼関係を築いていくことができるでしょうか?意地でも結果を出すといった覚悟を持っているかどうかは、相手に見破られるのです。

自分自身で決断するべき。決断とは、「決めて、断つこと」

私が伝えたいのは、『自分自身で就職先を選べ』という1点に尽きます。就職するのは自分自身であり、その決断に責任を負うのも自分自身なのです。全ては自分自身であり、自分自身で就職先を決めれば良いのです。 一浪、一留年の私は、24歳で船井総研に入社しました。船井総研への入社を決断したのは、23歳ということになります。それまでの23年間で、自分自身の感情だけで重要な決断を行ったことはありませんでした。

小学校⇒中学校と自動的に地元の公立学校へ行き、両親が喜ぶということから学区内トップの公立高校へと進学しました。学区内トップの高校ということで、周囲からは高い評価を受けましたが、私自身は全く嬉しくありませんでした。自分自身で決断していないから、素直に評価を喜べないのです。 大学も周囲の評価によって決めました。偏差値や受験科目を見て、自分自身が合格できる中で最も評価の高いところを選んだだけなのです。実は、船井総研への入社について、周囲には反対した人間も多くいました。しかし、私は自分自身の判断だけで船井総研への入社を決めました。この時、初めて自分自身の判断で、責任で、自分自身の人生を歩み出したのです。

「今、この瞬間の自分自身をいかに充実させ続けるか」で人生の質は決まるでしょう。今の自分自身が充実していれば、過去の辛い経験や苦しい思い出は素晴らしいものになるのです。それは、今の自分自身を築くために必要なものだったと思えるからです。今の自分自身が充実していれば、全てに感謝できるのです。そのためにも、自分自身で就職先を決めることです。自分自身で判断し、決断し、責任を負うことほど、人生を充実させてくれるものはないでしょう。

プロフィール

小売業・サービス業のプロジェクト、経営支援を中心に、幅広い業界で多数の成功事例を創出している。現在は食料品のオンラインショップ新規立ち上げ・活性化・リニューアル、WEB戦略構築等のコンサルティングを主に行っている。出店後3ヶ月目で月商1,000万円突破(楽天市場内最速記録)という店舗を開発するなど、オンラインショップ戦略構築に関しては社内随一の存在である。“ 実践的な” 提案と“ アツイ”人間性は全国の経営者から高い評価を受けている。

その他のコンサルタント

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  • 二杉 明宏
  • 槻瀬 潔
  • 袖山 亮
  • 小高 健詩
  • 金子 友香
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