明日のグレートカンパニーを創る Funai Soken

成功事例

~株式会社メーカーズ~経営に活きてくる 組織の定期点検・整備
2017.09.12
経営に活きてくる 組織の定期点検・整備
藤木 晋丈
  • 藤木 晋丈
  • ■ 株式会社 メーカーズ

株式会社 メーカーズ

■ お話

白井 剛氏

代表取締役社長 白井 剛(しらい・たけし)氏

2011年頃参加したグレートカンパニー視察セミナーでグーグル本社に訪れた際、社員がやりがいをもって働ける職場にならない限り、雇用も企業成長もないと強く感じ、社員満足の取り組みをいくつか手掛けました。ですが、社員満足の取り組みは経営側の自己満足になりがちです。やみくもに福利厚生を増やしたり、レクリエーションを行っても、ボトルネックが解消されなければ意味がありません。社員に有機的に反映されているかを確認するために、従業員満足度調査を取り入れました。中でも船井総研の組織力診断は、価格が手ごろだったことと、何より自社と似通った規模の会社と比較できることで、現実的な課題と解決までの道筋が見えました。特に、オートビジネス経営研究会の会員同士でみると、具体的な取り組みと効果が見えますから参考になりました。

「組織づくり」取り組み事例

労働環境にメス

2016年4月に受けた組織力診断では、労働環境に関する課題が顕著でした。具体的には、労働時間が長くなりがちで休日が少ないということです。この課題は業界特性も伴って構造的に根が深く、制度を変えたからといって解消できる問題ではありません。船井総研の藤木さんからも、この課題を克服することで採用面においても社員の定着率の面においても組織を強くするというアドバイスを聞いていたため、2~3年前から経営陣と社員グループの2本のプロジェクトを並行させ、労働時間や休みがとれるように改革を段階的に進めてきました。また、社員には「会社としては、この課題を認識しており、こんなふうにやっていきます」といった改善プロセスを開示してきました。
そして7月には「2交代シフト制、休日を105日」に完全移行しました。未整備の部分もあったため、慣れないうちは、店舗で多少の混乱はあったものの、事前に伝えていたこともあり、徐々に定着してきました。

サークル活動などを通じて社員の上下関係や店舗間のつながりを強固にするなど、積極的に取り入れて良い社風を作り上げている

二輪のタイヤのように

同年12月に二度目の組織力診断を受けました。労働環境を構造的に改善したことが、はっきりと結果に現れました。半面、労働環境改革への取り組みによるひずみとして、会議等の削減による社員同士のコミュニケーションの減少が新たな課題となりました。

組織力診断は一度きりでなく、定期的に振り返る通信簿だと思っています。常に100点満点はありませんから、見えてきた課題から、短期、長期に分け、期日を決めながら実行していく必要があると思います。直近の課題としては、世代別に細分化した満足度を見ていきたいと思います。世代によって、どの欲求が強いのかは異なります。その世代ごとに合わせた取り組み、仕組みも構築していきたいと思っています。企業にとって業績を上げることは最優先ですが、いかに効率的に成長するかということも同様に大切です。そのためには業績UPと組織成長のバランスをとることはとても大切です。組織力診断は、経営者としてメスを入れる怖さがあると思いますが、このバランスをとるためには欠かせないと感じています。

    ■本社所在地 : 福岡市中央区今泉1-20-2 天神MENTビル7階
    ■設立年月 : 1991年5月1日
    ■資本金 : 3,350万円
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