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すばる舎リンケージで発刊している「これだけ!」シリーズとして「これだけ!Logistics(ロジスティクス)」が出版されました。このシリーズはPDCAやSWOT分析などのマーケティングで使う概念について、Oneテーマ、まるごと1冊丁寧にまとめた初学者向けのシリーズ。原材料調達から生産・販売に至るまでの物流を合理化する手段であるロジスティクスは、ネットでの商品購買が普及して以降、注目されるようになりました。出版にいたる経緯と読みどころを著者と編集者にインタビューしました。

 

― この本は、すばる舎リンケージで展開されている「これだけ!」シリーズとして出版されました。 このシリーズはいつ、どのようなコンセプトではじまったのでしょうか。

高津氏 2012年ですね。当初、シリーズ化するつもりは無かったんです。まず「これだけ!OJT」を出しました。若手ビジネスマン、初学者向けの本です。
ビジネススキルとしては一要素でしかないOJTだけで1冊にしてしまうというのは珍しく、基本書ということもあって、反応がよかったのでシリーズ化することになりました。そこで「これだけ!PDCA」(船井総合研究所 川原慎也著)を出したら、10万部超の大ヒット。その後、続々とシリーズで出すようになりました。

― 「OJT」や「PDCA」が初学者向けというのはわかりますが、「Logistics」は、どのような経緯でテーマが決まったのですか。



  すばる舎リンケージ 高津 力也氏

高津氏 弊社の会長が「これからは(物流に従事していない)ビジネスマンも、ロジスティクスの 知識がなければ勝ち残れない」とピンときたようです。言われて調べてみると確かに知って得する事がたくさんあることが理解できました。しかし、類書をみる と専門家向けのものばかり。初学者でも読めるような本はなかったので、「これだけ!」シリーズにピッタリだと思いました。

― 出版社サイドでは「ロジスティクスがくる」と思われたようですが、廣田さんのお仕事のほうはどうですか。

廣田 かなり盛況です。本にも書きましたが、アパレル通販やamazon等のネットでの購買が普及したおかげで状況が一変しました。昔は「ロジ」「物流」と言っても、「ナニソレ?」状態でしたが、Amazonが当日配送をはじめた3年前、通販でシェアを取りにいった時から、販売だけでなく物流を構築しないとモノを売ることができないという認識が生まれたんです。

― 「ロジ」「物流」という言葉は並んで使われることが多いですが、どのように使い分ければいいのですか。

廣田 「物流」は「ロジスティクス」の“機能”の中のひとつです。一方、「ロジスティクス」は、その「物流」機能をうまく活用し、いかに効率よく顧客のもとに商品を届けるかを考える“概念”のことを指します。「物流」には6つの機能があり、それらの機能を活用して5つの視点から仕組みを考えるのが「ロジスティクス」です。この5つの条件を「5R」または「5適」ともよんでいます。このあたりの詳細は本書の中で説明しています。

― 具体的にイメージするために、実際のお仕事のことをお聞きします。どのような会社からコンサルティングの依頼がくるのでしょうか。

廣田 製造業から卸売業、小売業まで。そして扱う商品も様々です。物流を使っている会社すべてが対象になります。そこがこの仕事の難しさで、ある業種を経験したとして、次の仕事の業種では、まったく事情が違ってきます。その点でいうと、船井総研に所属していれば、各業種の事情は社内を通じて把握できるというメリットがあります。

― 最近の仕事で実際に手掛けた仕事は、どのようなものがありますか。

  船井総合研究所 廣田 幹浩 

廣田 少し前までは、物流といえば“コストを下げる”というイメージでしたが、今は“サービス付加”にシフトしています。身近なところでいうと、食料品スーパーや日用品も扱うドラックストアがあります。こういった店では米や水を特売品として出しますが、必需品ゆえに欲しいと思っても、重さがあるために買うことを躊躇されてしまうのです。そこで、一定金額以上購入したら、無料で自宅までお届けするための配送網をつくりました。これだけで客単価が3千円から6千円と倍になりました。

また、ニュースにもなりましたが、百貨店の「仕入れ構造改革」も携わっています。 アパレルの場合、メーカー側が店まで配送するのが普通でしたが、反対に百貨店が自らメーカーまで取りに行く仕組みを作りました。その分、仕入原価を下げてもらうのです。 今まで当然のこととして、配送料のことを考えず放置されていたんです。この構造改革は、百貨店業界でこれから広がっていくかもしれません。

― 類書との差別化として、船井総研らしさがあるとすればどんなところですか。

廣田 船井総研が他と違うところは売上を気にしているところです。つまり、他の物流の本はコスト削減のことを書いていますが、この本はどうやって売上を上げるかという観点で書いています。ロジスティクスで売上を上げるということにみなさん気づき始めているのではないでしょうか。

― 「利益を最大化するデザイン」というサブタイトルにも表れていますね。

高津氏 ビジネス書では「利益」「戦略」「結果を出す」というのは使われがちなキーワードです。実は避けたかったのですが、原稿をもらった時に「物流で利益が上げられる」というところをきちんと主張する必要があると思って最終的にこのようにしました。

― どういう人にお勧めしたいですか。

 PDCAやSWOT分析などのマーケティングで使う
概念について、Oneテーマ、まるごと1冊丁寧に
まとめた初学者向けのシリーズ。


高津氏 この本を読むとロジスティクスっていうのは遠くのことでないと気づくと思います。テクニックだけの本ではないだけに経営者、大手企業の部門長はもちろん、物流に携わってない一般職の人でも、なるほどと思うことがあると思います。

同じ業態に見えても、ビジネスに対する考えの違いがロジスティクスに表れています。本の中でも、具体的に例を挙げて書かれているところです。小売だったら、GMS(総合量販店)とコンビニ、製造小売業(SPA)アパレルでは、ユニクロ、ZARA、H&Mといったように身近な話なので、物流に携わっていない人でもマーケティングと一体となっていることが腑に落ちると思います。

廣田 ロジスティクスは今後、生き残るために意識を向けないといけないことだと思います。これまで惰性でやっていた業務を見直すことが必要だと思って悩んでいた人にはぜひ読んで欲しいです。

物流に携わるようになった人はもちろんですが、販売のプロ、営業のプロにこそ読んでもらいたいです。マーケティングに携わる人こそ読んだ効果が出せるのではないかと思います。マーケティングとロジは表裏一体なんです。売上を上げるには、商品力だけでなく、モノを効率的に届ける仕組みを理解することも他社との差別化、強みになると思います。




(高津 力也氏(株式会社すばる舎リンケージ PROFILE
高津 力也(タカツ・リキヤ)氏
株式会社すばる舎リンケージ
企業HP:http://www.subarusya-linkage.jp/                                   
廣田 幹浩(ヒロタミキヒロ) 船井総合研究所 シニア経営コンサルタント
廣田 幹浩(ヒロタミキヒロ)
船井総合研究所 シニア経営コンサルタント

株式会社 船井総合研究所 SCM&ロジスティクスソリューションチーム  チームリーダー シニア経営コンサルタント
船井総研ロジ株式会社 取締役
国内大手物流・ロジスティクス系企業を経て船井総合研究所入社。物流に関して、戦略・戦術・戦闘レベルの全てのコンサルティングをこなす、物流「超」現場主義コンサルタント。船井流マーケティング&ロジスティクスコンサルティング手法を組み合わせたコンサルティングは、即時業績アップ効果が高いと定評がある。

1億円の商売がダメなら10億円でも売れる市場を狙え!ビリオネアビジネスの極意
「これだけ!Logistics(ロジスティクス)」
著書:廣田 幹浩
価格:\1,400円+税

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